Goodbye My Wings3.5

小さくて、ふわふわして、きらきらしてる。
俺は男で、彼女を女の子で。
こんなの敵うわけがない、と思った。


「君から呼び出すなんて珍しいね。」
ランカのライブの後シエルは家には帰らずシティ中心部の高級ホテルの一室にチェックインしていた。
「何か嫌なことでもあったのかな?ランカ・リーのライブで。」
「つべこべ言ってないで、ヤろうぜ?」
携帯で急遽呼び出されたレオンは特に不平を洩らすこともなくシエルに従順にすぐにシエルの待つ部屋に現れた。
上着のボタンにゆったりと手を掛けるレオンに焦れるかのように、シエルは性急に唇を重ね自らレオンの上着を脱がしていく。
レオンもそれに応えるかのように一気にシエルをダブルサイズのベットに押し倒した。
特に誰でも良かった。
ただでさえ一人寝が嫌いなのに今日はどうしようもなく辛くて、悲しくて、寂しくて、どうしようもなくアルトに会いたい気がしたけど会えるはずもなく、それでも誰かの体温に触れていないと気が狂いそうだった。
ライブの帰りに誰かに声を掛けても良かったがシエルだとバレるとまずいのでマクロスフロンティアで一番古い馴染みのレオンを呼んだ。
「んっ・・・はぁっ・・・ぁ。」
濃厚に舌を絡ませながらレオンの手がシエルのシャツに伸び、さらにタイトパンツのチャックに手を掛ける。
レオンとは既に何度も体を重ねたことがあったのでお互いどこをどうすればいいかよくわかっていた。
「ふっ・・ぁあ!」
外気に曝された自身をレオンに掴まれシエルは嬌声を上げる。
「もうこんなにして・・・君は本当に淫乱だな。」
そう言ってレオンの手は潤滑剤を手にべっとりとつけシエルの後ろの蕾に挿入した。
「っん・・・ふぁ、あっ・・ぁ」
ピンポイントでシエルの感じる場所をついてくるレオンの手つきはすぐにシエルを追い詰める。
「はぁっ・・・!!だ、めぇっ・・・!」
だがもう少しというところでレオンは後腔を攻める指を引き抜く。
シエルの外気に曝された襞がひくひくと物欲しげに震える。
「・・・レ、オン?」
「早く欲しいんだろ?君なら何をしなければならないかぐらいわかるだろ?」
熱で潤んだ目でレオンを見やるとレオンは唇の端を上げ、にやりと笑って見せた。
レオンがフェラチオを強要してることはすぐわかったので、シエルは内心面倒だとため息をつきながらレオンのズボンから既に芯を持ち始めているそれを取り出した。
「っん・・・ぐっふっ」
口を開いたところでレオンの手がシエルの頭に伸びてきて強引に押し込まれた。
喉の奥まで差し込まれたそれに舌の奥が圧迫され何度も嘔吐感に襲われるが、シエルは懸命に舌を這わす。
「ふっ、いい子だ。」
ネイビーブルーの瞳を潤ませながら己を咥えこむシエルの扇情的な姿に火がついたのかレオン自らもピストン運動を始める。
「・・・ふぐっ・・・んっ・・・んっ」
レオンの強引なペースに付き合わされぐっと喉を鳴らしながらシエルは苦痛に耐えた。
目から生理的な涙をポロポロと流していると口の中の性器がどくんっと脈打ち一段と膨れ上がった。
そしていよいよ口に収まらなくなってシエルが抜き取ろうとしたところでレオンがシエルの頭を鷲掴みにしてそれを阻止した。
「ふっぅんんっ・・・!!」
がくがくと頭が揺さぶられ、口の中一杯に熱い液体が放たれ、シエルの鼻を独特の臭いが突き抜けた。
「全部飲め。」
言われたとおりにシエルは全て飲み込み、やっとのことで口が解放される。
何度飲んでもこの喉に纏わりつくような間隔がシエルは嫌いだった。
「・・・はっ、はっ・・・なぁ、早く来いよ?」
早く誰かが欲しかった。
この辛さも、寂しさも、悲しさもわからなくなるくらいめちゃくちゃにされたくて、酸欠気味の状態から解放されて息を整える間もなくシエルは自らの蕾を弄り、押し広げ、レオンを誘って見せた。
「発情期の雌猫だな。」
その様子にレオンは目を細め喉を鳴らして、シエルに覆いかぶさった。
そしてレオンは己の中心で早くも2度目の怒張を始めているそれでシエルの体内に押し入った。
「っぁあ・・・ああああっ!」
甲高い声とともにシエルの後腔はどんどんとレオンを受け入れる。
その重量感に熱が体中に集まり何もわからなくなる。
「ぁっ・・・・あっ、ぁっっ・・・」
灼き切れそうな間隔とともにレオンのそれが何度も何度もシエルの中を突き上げてくる。
シエルの一番感じる場所をよく知っているレオンはそこをピンポイントで攻める、そのたびにシエルは嬌声を上げ、レオンを奥へ奥へ受け容れる。
「ふっ・・・あっ・・・ぁっ・・ひぃんっ・・・!!」
目の前がちかちかして、まともな思考などろくに残っていないはずなのに、自分の中心でどくんっと脈打ち絶頂を迎えようとするときダークブルーの髪が揺れた気がしてどうしようもなく悲しくなった。
(・・・アルトっ!!)
「っぁあ、ああ、あっ・・・!」
背筋をびぃんと仰け反らせならがシエルはレオンを中に入れたまま達した。
「・・くっ!」
そしてその絶頂の瞬間きゅっと中の襞が引き締められ、レオンもまたシエルの中に己の欲望を放った。


結局最初に誘ったのはシエルだったがその後何度もレオンに付き合わされシエルが疲れきって眠ったのは明け方だった。
-Prrrrrr
しかしそれも数時間してシエルは自分の携帯の音に起された。
「・・・もしもし、グレイス?」
不機嫌な声で出た電話の相手はグレイスで今日はオフの予定はずでは、と不審に思いながら耳を傾ける。
「・・・え?アルトが・・・?」
一瞬グレイスの言葉の意味が理解できず、呆然と聞き返したシエルだったがすぐに我を取り戻し、辺りに散らばった衣服をかき集める。
「どこの病院?わかった、すぐ行くっ!」
(アルトが重体だなんて・・・!そんなっ!!)
何が起こってるのか把握しきれず、眩暈がしそうだった。
「早乙女アルトがどうかしたのか?・・・もしかして戦闘で負傷したのか?」
上半身を起したレオンに尋ねられても応える気になれなかった。
応えてる余裕すら今のシエルにはなかった。
だが、タイトパンツを履こうと伸ばした腕をレオンに掴まれ阻止されると物凄い勢いでシエルはレオンを睨み返した。
「・・・んだよっ!?」
「やめたまえ、君が行かずとも早乙女アルトの元にはランカ・リーが行くだろう。それより君はここで私と・・・」
最後まで聞く前にシエルは力いっぱいレオンの手を振り払っていた。
「調子にのんなよっ!?」
そういい捨ててシエルは早急に着替えを済ませ、ホテルを出て行った。
残されたレオンが不敵な笑みを浮かべていたことも知らずに。


「ふっ、所詮もうすぐ私の手の内だ。」


to be continued....





あとがき

これは何かと問われれば、
レオンは変態S攻めだということ。
そんなレオンを私はなかなか好きだということ。
[17.03.2011]